あなたはこんなことがありませんか。
気づいたら1時間もニュースとコラムとショートムービーを行き来していた・・
用事があってスマホを開いたはずなのに、気づけば1時間経過している。ちなみに用事は5分で終わっている。
おすすめに出てきたショートムービーをやめられない。
スマホを開かない方が体の調子がいいのに常時気になってしまう。
スマホ時間をリラックスタイムとして過ごせているなら良いですが、時間を浪費していると感じ始めたあなたに、
NEWS DIETという本をおすすめします。
スマホは人間の脳の気を引くために特化した媒体
『スマホ脳』という本を読んだことがある人がいるかもしれませんが、
スマホはハンディタイプの端末の中に宇宙が広がっていて、
わたしたちの興味を満たすだけでなく、通知や広告の方法、あえて時間をかけて焦らすなどの人間のありとあらゆる注意を引くように開発されています。
開発者が自分の子どもに買い与えなかったのは有名な話です。中毒性が高いことを知っていたからです。
自分で自分の感情をコントロールできるようになってきた大人でも、使う・使わないのコントロールが難しい代物です。
それだけ魅力的で便利な道具です。今では財布や鍵の役割も果たしているため、文字通り生活に欠かせない存在になっています。
自分の意思でスマホとちょうどいい距離を保つのは簡単ではない
スマホは(スマホと繋がっているインターネットは)、開発者に脳科学者が加わっており、人間の注意を引く仕掛けがあちこちに施されています。
例えば、通知。
何かのニュースやアクション、天気予報、などさまざまなアプリには通知機能があり、用がなくても通知を確認するためにスマホを開きたくなる衝動が生まれます。
「何かあったかもしれない」という不安にフォーカスしているのです。
スマホを使うことで、問題が解決し、リラックスできるといった満ち足りた気持ちが生まれますが、同時に何かあるかも/あったかもという不安も生みます。
自分の意思でスマホとちょうどいい距離を保つのは努力や仕組みが必要だということがわかります。
NEWS DIETで言及していること
端的に言えば、この本はニュースをまったく摂取しない方法が書かれています。
何もそんなに極端にしなくても・・・
と思うでしょうが、やめたくてもやめられない状態の時にちょうどいいを目指すのは難しいです。
私はこれを読んで、2年前、思い切って某有名ネットニュースのアプリをアンインストールしました。
電話だけ音が鳴るようにし、アプリの通知は無音、LINEのみにしました。
ベッドに横になって手が届くところにはスマホを置かないようにし、
TwitterやInstagramはアクセスしにくくし、
ニュースは日経新聞の土曜版のみにするようにしました。
そして、大きいニュースは見聞きしたものをSafariで検索するようにしました。
すると、かじるようにスマホを眺めることがなくなり、だんだんとちょうどいい量がわかってきました。
TwitterやInstagramは、いまだにダラダラ眺めたくなるので、課題ですが、
時間の浪費=自己嫌悪の流れはなくなりました。
スマホ時間をもうちょっと減らしたいのに、減らせなくて困っているあなたに、おすすめします。