残留という決断に意味を持たせるのも実力のうち
看護師は資格職であるため、転職市場が大変活発です。
看護師であるとスマホの広告関連にバレる(?)と
ちょっとした広告にも「転職しませんか」とアピールされるものです。
大学病院で6年ほど働くと、
まず3年目までに同期が一人退職します。
そして4〜5年目に数人が退職します。
「異動する」「環境が嫌だから辞める」「転職する」「看護職を辞めちゃう」がトレンドとなり
わたし、現状維持を選んでいるけどいいんだろうか・・
とちょっと不安になることがありますよね。
わたしは同期が少なかったのもありますが、
4年目までに全員いなくなりました。
そして後輩もいなくなった頃には若干あせりがありました。
でも、無理して転職や異動を考える必要はありません。
残留する選択も、決して逃げではないからです。
もし、特になにも考えられず、残留を選ぶなら、
どうせなら意味を持たせて自分と周りを説得してしまいましょう。
- 残留して新人の教育にあたる
- 残留して関連する研修を受けたり、ライセンスを取る
- 語学など仕事以外のスキルを磨く
- ただ与えられた仕事をまっとうする
十分立派なことだと思います。
慣れた環境でさびついた体調を整えるのも、健全な看護のために大事なことです。
しかし、一つ意識して避けたいのは、
残留してだんだんと発言力が大きくなるにも関わらず、
勉強を怠り、部署の中で特定の人と馴れ合うことです。
新人のころ、部署歴が長い先輩に質問して、根拠でなく経験に帰着する返答があった際には
ゲンナリして、なんだか大したことないなと思ったものです。
ちゃんと働いているだけでまずすごいこと!
つまるところ、残留に意味を持たせて自分のため、周りのためになるならば
残留、という決断も臆することはなく誇れます。
異動や転職の時期に一つ参考にしてみてください。