産科歴1年でわたしが堂々と助産師だと名乗っている理由

結論:専門性を活かす場面で助産師と説明するとわかりやすかったから

読んでくださる人の中には、

あれ、かさって産科1年しかやってないじゃん・・

と、助産師を語るに弱いわたしの経歴をいぶかしげに思っている方もいるでしょう。

図太いやつだな、とも思っているかもしれません。

そう思う人は、思っていいです。間違いではないです。

この投稿では、なぜわたしがたった1年の産科歴で助産師だと名乗っているのかお伝えします

もくじ

多職種が交わる現場で、自分の専門性を問われる

理由は、先に書きましたが、専門性を活かす場面で助産師と説明するとわかりやすかったからです。

これは、わたしが現在置かれている環境が大きいです

わたしが在籍している訪問看護ステーションには

看護師だけでもバラエティ豊かに

NICU、小児科、精神科、内科・・とさまざまな経験者がそろっています。

ついで理学療法士、作業療法士、言語聴覚士・・と多職種が在籍しています。

それぞれが専門性を活かして働いています

現場に出ると、保健師、ヘルパー、学校看護師、福祉タクシー、それはそれは色々な職種の人と交わります。

自分の専門性を発さないといけない状況で

わたしは看護師で助産師です。
赤ちゃんの病棟と、産科で助産師として働いていました。

と説明するだけで相手にとってわかりやすい自己紹介になります。

自信がないのは仕事をする上で考慮されない

わたしも産科を離れた当初は

たった一年くらいの助産業務歴で助産師と名乗ってはいけない!

と思っていました。

助産師は根拠も大切ですが、経験がものをいう職業

急速に移り変わる状況に対応し、お産に立ち会い、そうでない時は母子に寄り添い助言する。

ある程度自立して初めて助産師と名乗っていいものだと思っていました

なので小児訪問看護の面接を受けたとき、

ぜひ働いてください。助産師としての経験を活かしてくださいね。
頼りにしています。

そんなそんな、わたしはまだ1年くらいしか助産師歴が・・。

ととっさに答えていました。

しかし実際に訪問看護ステーションに入職し、仕事を始めると

退院したばかりのお子さんの訪問で搾乳を診たり

産褥期の出血の受診目安の相談に乗ったりできるのはわたしだけであり、

もしかしてわたしの専門性なのかも

と思うようになりました。

ちなみに他の看護師の対応では病院に相談・受診してくださいとなり、

それも問題ないのですが、

ちょっと相談に乗れる人がいるだけで外出、受診の機会を減らせるため

疲労蓄積予防のケアにつながります。

つまり、

自信があるとかないとか、相手にとっては関係ありません

わたしは搾乳や産後のあれこれをもう一度勉強し、臆せずアドバイスするようになりました。

これも助産師の仕事のうちだったという気づき

助産師は分娩、授乳に携わるだけが仕事ではありません

わかりきっていることですが、実際にイメージ、実践するのは難しいです。

現在の業務は看護師成分が濃いですが、

助産師経験がある、というだけで相手が心を開いてくれることもあるし

時間を置いての改めてのバースレビュー、傾聴ができることもあります

ですから積極的に「助産師でもあります」と発信するようにしています。

特に小児の訪問看護は

妊娠・分娩時に異常があってお子さんに治療が必要になった方が、たくさん利用しています。

病院に在籍していると、外来や出産関連で1週間足らずしか関わることがありません。

その先の生活に関わっていくことも助産師の仕事のうちかなと思うのです

ほんの1年の病棟経験ですが、

そんな地域の助産師も良いのではないかと思って仕事しています。

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