異動したい看護師/助産師ができる作戦とその準備

自分の”強み”を確保し、転職サイトに登録してから面談に臨みましょう

↑前投稿では、産科配属にならなくても大丈夫!と大見得を切りました。

とは言っても、希望する領域を早く経験したいですよね。

わたしも異動せず3年が経過したころには、

いまの病棟で居場所ができたしやりがいがあるし、
産科にいくのはもういいかな…

と思ったことがあります。

まさに、ミイラ取りがミイラです!

学びたいという気持ちを鎮静化させないために、異動できるなら早くしたほうがいいです。

しかし人事の壁は厚いです。

何年も異動希望届を出しているのに、なんやかんやで異動できない。

そんなあなたには、ちょっとした準備と作戦を用意しました。

異動希望届を出すだけで満足せず、

まずは、準備・作戦を立てましょう!

これらは他の診療科の異動にも使えます。

もくじ

準備1 異動先の領域で活かせそうな強みを持つ

まず準備として、今の部署で学べることを積極的に身につけます。

特に異動先の領域で関係しそうな治療や看護ケアを完璧にしておくと強みになります。

残念ながら、一度配属されたのちの人事の壁は厚いです。

ただ「異動したい」だけでは通じない世界です。そこで

異動したい部署では〇〇の経験を活かせると思うんです!

といった強み、あなたのセールスポイントを用意します。

そのために必要な勉強は、賢いあなたにはわかると思います。

わたしの場合は、

「新生児医療と退院支援が得意。

新人教育もして、教育する側の気持ちもわかるので、異動先でも活かせる。」でした。

ここで大事なのは、希望している科の配属になっている同期を疎まないこと。

そのうちあなたの同期になります。

準備2 転職サイトに登録をして、転職先を確保しておく

異動希望を提出した後には、師長さんや副師長さんと面談があります。

面談に臨む前に、転職サイトに登録をして、転職先を確保しておきましょう。

実際に本当に転職したいと思ってなくても

転職サイトに登録をして担当者に悩みを聞いてもらい、

なにか1つだけでも転職先を確保しておきます。

転職先を探すだけで、今後のキャリアを考える材料になることもあります

作戦 面談で本気度を伝える

面談では、希望部署に異動したい理由を述べます。

準備1でまとめたあなたの強みや、思いの丈を話してみてください。

異動したいと話したとき、もし「他にも異動したい人がいるからねぇ・・。」

と明らかに前向きでない返答が来たときには

作戦の発動です。

どうしても異動させてもらえないならば、
残念ですが転職も検討しています。

と言います。

実際に「どこに転職するの?」と聞かれたら、

準備2で用意した転職先を伝えてみましょう

お話をもらっている、とだけでも良いです。

師長さんを始め、人事担当は

やめるやめると言って辞めない人も、

異動を保留にして不満を言わない人も、大勢対応しています。

異動したい人の気持ちは理解してくれますが、

大きな組織である以上、誰かが動かないと次の異動が出せない、

今いる病棟の教育体制等のバランスをとらなくてはいけないと、何年も保留にすることがあるようです。

ですから、異動希望届を出すと言う行動だけでは、

所属先や異動先でスタッフの出入りが多いなどの流れがこない限り、なにも起きないことが多いのです。

しかし、本当にやめてしまいそうであるなら話は別です。

まだ育成している状態でも、育成できた中堅層だとしても、損害が大きく

何とか退職を踏みとどまらせたいのが病院側の気持ちといえます。

ちょっと勇気がいりますが、他のスタッフとの差別化につなげましょう。

もちろん、師長さんだけで人事をしているわけではないので、

いきなり最初の面談で「辞めます」と言うなど

師長さんを困らせるだけの行動はしないようにしてくださいね。

あまりに短絡的な人には「どうぞ辞めてください」となります。

他のスタッフに配慮する

異動希望を提出しているのは、他のスタッフも同じです。

異動したいからといって、今の部署の良くないところを流布したり、

やる気がない様子を見せるのはやめましょう。

控室で同僚に、面談の様子を伝えるのはやめましょう。

大きい組織でも、数年働くとさまざまな部署に知り合いが増えるものです。

小さな駒の一つとして働いているつもりでも、あなたの影響力はそこかしこにあります。

異動できなかったときは・・

ちなみに、異動できなかったときは思い直して残留しても良いですし、

本当に産科配属を目指すならば産科病院に転職してもいいです。

自分の人生プラン、自分主体で考えましょう!

新卒1年目での転職はハードルが高めですが、探そうと思えば探せます。

産科経験がない助産師の転職も、産科経験者よりハードルが高いですが、

「本当は産科領域初めての人を採用していないけれど、特別に用意してもらった」

ということもあるので、探そうと思えば探せます。

余談

余談ですが、産科に異動できずに助産師自体を一旦諦めた人も多々います

人のやる気・我慢は意外と長持ちしないものです。

学びたい気持ちがなくならないうちに、

ここぞというときに上記を参考にしてみてください。

わたしは転職先を探すとき、いくつか転職サイトに登録しました。

それぞれのサイトで長所がありますが、

最後は担当さんとの相性です。

急がせない、押し売りしない人がいいですよね。

あなたに合う転職サイトを探してみてください。

あなたの希望する環境で看護ができますように!

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